ひさびさのサルサ人インタビュー復活です!
復活第1弾に登場していただくのは、Ms Projectsで数々のイベントをプロデュースする超やり手オーガナイザーのMotokaさんです!

--サルサと出会ったのはいつ、どんなきっかけですか?
2000年公開のフランス映画『SALSA!』を観て「わぁ~!これやってみたい。踊ってみたい!」と胸がときめき思わず映画館の座席で踊り出していました。幼い頃、我が家の応接間に父が買ったマラカスとクラーベがありました。ペレス・プラード楽団のLPから流れる"Mambo No,5"に合わせて楽器遊びをしていたことを思い出します。高校生になって親に黙って通ったディスコで一番好きなナンバーはバリー・マニロウの「コパカバーナ」。ラテン音楽に血が騒ぐ性格はいづれサルサに巡り会うことを予感していたのかな?
--オーガナイザーとして活動するようになったきっかけは何ですか?
2004年の早春に当時所属していた横浜のラテンダンスサークルで企画担当をしていた時、あるメンバーさんが瀬田のクラブハウスと鎌倉稲村ガ崎の海沿いレストランPeter'sでサルサパーティをやってみないか?とお話を頂いたのがきっかけです。
その年に大手町サンケイビルの屋外イベントスペースで無料サルサイベントを提案しコーディネイトをしたところ大ヒット!ビジネス街のラテン化にみごと成功しました。この大型イベントで多くのことを学びました。
2005年10月にサルサイベント企画運営チーム:Ms Projectsを立ち上げ様々な会場で個性的な企画内容のイベントを開催し続けています。
--たくさんのイベントを主催してらっしゃいますが、どのようなコンセプトでオーガナイズしていますか?
「ひとりでも多くの人たちにサルサの美しさ、楽しさを知ってもらいたい」
サルサ普及が第一の主旨です。サルサ人口をもっと増やしたいです。
また「ダンススタイルに壁はなし!」どんなレベルの方でも、どんなサルサスタイルの方でも楽しんで頂けるよう初心者に優しいオールジャンルのイベントを目指しています。
以上のコンセプトに添うような新鮮な会場と斬新な企画の継続を目標に日々アンテナを張り巡らせています。

--起用するDJやインストラクター、パフォーマー、あるいはバンドさんは、どのようにセレクトしていますか?
オールジャンルイベントを展開していきたいので、出演者は偏りなく各スタイルから選出しています。Msのイベントでは2、3人のDJ起用が多いんですよ。時にはパフォーマンスはダンスジャンルを超えてオファーすることもあります。ダンスや音楽に隔たりがあるはずもなく、良いものは良いですからね。
--イベントを企画・運営する際に苦労することやハプニングなど、多々あると思いますが、なにか面白いエピソードがあれば教えてください。
デビューイベント「夕日deサルサ」の時のエピソードです。
海一面を望める最高のロケーションである鎌倉稲村ガ崎のレストランは
残念ながら音響設備が整っていません。そこでスタッフDJがコンポや
PCをご自宅のコンセントから抜いて持参してくれました。
その時の彼の荷物とやらまるで長期の海外旅行に出かけるような大量の
ものでした。何とか無事セッティングし、会もたけなわ頃、家庭用音響
機材はどんどん熱を持って何度も音が中断してしまうんです。
その度冷や汗をかいたものです。現在はある程度の規模に対応する音響機材を用意しました。でも、繋げ方があまりわかっていません。
PA募集中です!
--サルサ以外の趣味や、本業は他にありますか?
趣味は……やっぱりサルサですね。
普段は塾の講師をしています。
--これまでに企画したイベントで、一番印象に残ってるイベントはなんですか?
どのイベントも思い入れがあります。特に苦労しながらもMs Projectsらしい企画と言えば、横浜歴史的建造物BankART・ZAIMを会場としたイベントでしょう。
*BankART・・旧第一銀行(1929年創建)・ZAIM・・旧関東財務局(1928年)
公立系文化施設の職員にサルサを十分理解してもらうには、かなりの時間が掛かりました。また1920年代の石造りの建物は音響がとても難しいのです。BankARTでは音響専門スタッフが試行錯誤のうえ音づくりをしました。
そして両会場共3スペースを借り上げ各スペースごとに特徴を持たせました。例えばサルサオンリーのお部屋、バチャータ、メレンゲのお部屋 etc…インストラクターもパフォーマンスもDJも各スタイルから招聘し、バンドも入りました。(BankARTでは出演者だけでも60人以上。)
お客さまは好きなスペースに自由気ままに行き来ができる回遊型イベントに。また、せっかくの文化発信地での開催ですもの、ZAIMではアートと音像空間のコラボレーションの実現を果たしました。一流のアーティスト集団が支えてくれたのです。
この二つの会場は大反響を得て、たくさんの参加者に恵まれBankART、ZAIMの最大集客記録数を樹立しました。準備から撤収まで本当に大変な作業でしたが横浜ならではの企画で開催できたことを嬉しく思います。
--今後、どのような企画にトライしていきたいと思っていますか?
イベントは毎回「もの創り」と考えています。
同じ企画を続けることは容易いなことですが、飽きっぽいのでしょうか?新しいことをどんどん仕掛けていきたいと思っています。
常々、音楽やダンスの壁は無し!と思ってますので、今年はベリーダンスとストリートとコラボしました。これからも様々なジャンルとフュージョンして行きたいし、アートやビジュアルなものも活発に取り入れたいと考えています。
会場もそうです。例えば「水族館」とか「温泉場」とか「商店街」とか……意外な場所で開催していきたいです。サルサには実現の可能性がありますから。そして、もっとオシャレな人が集うイベントにしたいので、現在Msで人気のメイクやタトゥー、ネイルなどを更に発展させて、ファッショナブルなサルサを提案し続けたいですね。男も女も美しなくっちゃ!
--読者の方に、ご自由にメッセージをどうぞ!
オーガナイザーとしてデビューした当時は、スタッフも3人だけ、機材も家庭用ミニコンポとPC、レッスンも自分たちで、といったあの頃の私たちにできる精一杯の手作りイベントでした。現在のMs Projectsは優秀なスタッフが集まり、サルサ界一流のダンサーやDJやプレイヤー達が出演してくださるようになりました。
私たちが成長できたのは、他ならぬ、参加してくださるサルセーロ、サルセーラが笑顔でサルサの楽しさを外に向けてアピールしてくださるからこそなのです。
私たちはこれからも創意工夫を重ねサルサ普及の旅を続けていきます。
近い将来、サルサがメジャーになるように・・☆どうぞご支援くださいね。
→ Ms Projects 今後の予定はこちらをチェック!
--ありがとうございました!
【編集後記】
初めてMotokaさんとお会いしたのは、2006年夏。ホテル・ニューオータニでMotokaさんが主催したオシャレで完成度の非常に高いプールサイドでのサルサイベントでした。
それ以前にもネットやミクシイなどで、活躍っぷりは拝見していて、東京にはすごいアグレッシブなオーガナイザーがいるんだなぁ……と、当時も今も変わらず尊敬しています。その貢献度はサルサ・クラブシーンにおいて、歴史に名を刻むのは間違いない人だと思います。
Motokaさんはたくさんの人に慕われていて、交友関係が広いので、イベントとともに色んな出会いもプロデュースしていってほしいですね。
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復活第1弾に登場していただくのは、Ms Projectsで数々のイベントをプロデュースする超やり手オーガナイザーのMotokaさんです!

--サルサと出会ったのはいつ、どんなきっかけですか?
2000年公開のフランス映画『SALSA!』を観て「わぁ~!これやってみたい。踊ってみたい!」と胸がときめき思わず映画館の座席で踊り出していました。幼い頃、我が家の応接間に父が買ったマラカスとクラーベがありました。ペレス・プラード楽団のLPから流れる"Mambo No,5"に合わせて楽器遊びをしていたことを思い出します。高校生になって親に黙って通ったディスコで一番好きなナンバーはバリー・マニロウの「コパカバーナ」。ラテン音楽に血が騒ぐ性格はいづれサルサに巡り会うことを予感していたのかな?
--オーガナイザーとして活動するようになったきっかけは何ですか?
2004年の早春に当時所属していた横浜のラテンダンスサークルで企画担当をしていた時、あるメンバーさんが瀬田のクラブハウスと鎌倉稲村ガ崎の海沿いレストランPeter'sでサルサパーティをやってみないか?とお話を頂いたのがきっかけです。
その年に大手町サンケイビルの屋外イベントスペースで無料サルサイベントを提案しコーディネイトをしたところ大ヒット!ビジネス街のラテン化にみごと成功しました。この大型イベントで多くのことを学びました。
2005年10月にサルサイベント企画運営チーム:Ms Projectsを立ち上げ様々な会場で個性的な企画内容のイベントを開催し続けています。
--たくさんのイベントを主催してらっしゃいますが、どのようなコンセプトでオーガナイズしていますか?
「ひとりでも多くの人たちにサルサの美しさ、楽しさを知ってもらいたい」
サルサ普及が第一の主旨です。サルサ人口をもっと増やしたいです。
また「ダンススタイルに壁はなし!」どんなレベルの方でも、どんなサルサスタイルの方でも楽しんで頂けるよう初心者に優しいオールジャンルのイベントを目指しています。
以上のコンセプトに添うような新鮮な会場と斬新な企画の継続を目標に日々アンテナを張り巡らせています。

--起用するDJやインストラクター、パフォーマー、あるいはバンドさんは、どのようにセレクトしていますか?
オールジャンルイベントを展開していきたいので、出演者は偏りなく各スタイルから選出しています。Msのイベントでは2、3人のDJ起用が多いんですよ。時にはパフォーマンスはダンスジャンルを超えてオファーすることもあります。ダンスや音楽に隔たりがあるはずもなく、良いものは良いですからね。
--イベントを企画・運営する際に苦労することやハプニングなど、多々あると思いますが、なにか面白いエピソードがあれば教えてください。
デビューイベント「夕日deサルサ」の時のエピソードです。
海一面を望める最高のロケーションである鎌倉稲村ガ崎のレストランは
残念ながら音響設備が整っていません。そこでスタッフDJがコンポや
PCをご自宅のコンセントから抜いて持参してくれました。
その時の彼の荷物とやらまるで長期の海外旅行に出かけるような大量の
ものでした。何とか無事セッティングし、会もたけなわ頃、家庭用音響
機材はどんどん熱を持って何度も音が中断してしまうんです。
その度冷や汗をかいたものです。現在はある程度の規模に対応する音響機材を用意しました。でも、繋げ方があまりわかっていません。
PA募集中です!
--サルサ以外の趣味や、本業は他にありますか?
趣味は……やっぱりサルサですね。
普段は塾の講師をしています。
--これまでに企画したイベントで、一番印象に残ってるイベントはなんですか?
どのイベントも思い入れがあります。特に苦労しながらもMs Projectsらしい企画と言えば、横浜歴史的建造物BankART・ZAIMを会場としたイベントでしょう。
*BankART・・旧第一銀行(1929年創建)・ZAIM・・旧関東財務局(1928年)
公立系文化施設の職員にサルサを十分理解してもらうには、かなりの時間が掛かりました。また1920年代の石造りの建物は音響がとても難しいのです。BankARTでは音響専門スタッフが試行錯誤のうえ音づくりをしました。
そして両会場共3スペースを借り上げ各スペースごとに特徴を持たせました。例えばサルサオンリーのお部屋、バチャータ、メレンゲのお部屋 etc…インストラクターもパフォーマンスもDJも各スタイルから招聘し、バンドも入りました。(BankARTでは出演者だけでも60人以上。)
お客さまは好きなスペースに自由気ままに行き来ができる回遊型イベントに。また、せっかくの文化発信地での開催ですもの、ZAIMではアートと音像空間のコラボレーションの実現を果たしました。一流のアーティスト集団が支えてくれたのです。
この二つの会場は大反響を得て、たくさんの参加者に恵まれBankART、ZAIMの最大集客記録数を樹立しました。準備から撤収まで本当に大変な作業でしたが横浜ならではの企画で開催できたことを嬉しく思います。
--今後、どのような企画にトライしていきたいと思っていますか?
イベントは毎回「もの創り」と考えています。
同じ企画を続けることは容易いなことですが、飽きっぽいのでしょうか?新しいことをどんどん仕掛けていきたいと思っています。
常々、音楽やダンスの壁は無し!と思ってますので、今年はベリーダンスとストリートとコラボしました。これからも様々なジャンルとフュージョンして行きたいし、アートやビジュアルなものも活発に取り入れたいと考えています。
会場もそうです。例えば「水族館」とか「温泉場」とか「商店街」とか……意外な場所で開催していきたいです。サルサには実現の可能性がありますから。そして、もっとオシャレな人が集うイベントにしたいので、現在Msで人気のメイクやタトゥー、ネイルなどを更に発展させて、ファッショナブルなサルサを提案し続けたいですね。男も女も美しなくっちゃ!
--読者の方に、ご自由にメッセージをどうぞ!
オーガナイザーとしてデビューした当時は、スタッフも3人だけ、機材も家庭用ミニコンポとPC、レッスンも自分たちで、といったあの頃の私たちにできる精一杯の手作りイベントでした。現在のMs Projectsは優秀なスタッフが集まり、サルサ界一流のダンサーやDJやプレイヤー達が出演してくださるようになりました。
私たちが成長できたのは、他ならぬ、参加してくださるサルセーロ、サルセーラが笑顔でサルサの楽しさを外に向けてアピールしてくださるからこそなのです。
私たちはこれからも創意工夫を重ねサルサ普及の旅を続けていきます。
近い将来、サルサがメジャーになるように・・☆どうぞご支援くださいね。
→ Ms Projects 今後の予定はこちらをチェック!
--ありがとうございました!
【編集後記】
初めてMotokaさんとお会いしたのは、2006年夏。ホテル・ニューオータニでMotokaさんが主催したオシャレで完成度の非常に高いプールサイドでのサルサイベントでした。
それ以前にもネットやミクシイなどで、活躍っぷりは拝見していて、東京にはすごいアグレッシブなオーガナイザーがいるんだなぁ……と、当時も今も変わらず尊敬しています。その貢献度はサルサ・クラブシーンにおいて、歴史に名を刻むのは間違いない人だと思います。
Motokaさんはたくさんの人に慕われていて、交友関係が広いので、イベントとともに色んな出会いもプロデュースしていってほしいですね。
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