こんにちは。あみけんです。
今日は脳の「知覚」について。
下記の画像を数秒間、
じーっとご覧ください。
↓

バレリーナのような"スピニングダンサー"が
「時計回り」
に回転しているようにも見えた人もいれば、
「反時計回り」
に回転しているようにも見えた人もいるのではないでしょうか。
あるいは、
じーっと見ているうちに、
途中で「回転の方向が変わった」
と感じた人もいるかと思います。
さてさて、
一体どうしてこのような現象が
起きるのでしょうか?
というか、
このダンサーは、
時計回りに見えるのが正解なのでしょうか?
それとも・・・
反時計回りに見えるのが正解なのでしょうか?
気になりますよね。
「ぜったい時計回りにしか見えない!」
という人にとっては、
「正解は時計回りしかありえない」
と考えてしまうかもしれません。
逆もまたしかり。
と、ここで視点を変えてみましょう。
画像全体ではなく、
ダンサーの「軸足」に注目してください。
↓

ここだけを、
じーっと見つめてみてください。
すると、
あるタイミングで
「あれ?この軸足は右足だっけ?左足だっけ?」
…とわからなくなりませんか?
そうすると、あら不思議。
さっきまで
時計回りに見えていたハズの軸足が、反時計回りに。
反時計回りに見えていた人は、時計回りに
反転したように感じるはずです。
反転して見えたら、
そのまま
ダンサーのカラダ全体に
ゆっくり視点を戻してください。
!!!!!
すると、あらビックリ。
全身の回転方向が
逆になりましたよね?
この要領・コツをつかめば、
自分の視点(知覚)を操つることによって、
時計回りにも、反時計回りにも、
思いのままに、ダンサーの回転方向を
変えることができるのです。
え?うまく反転しなかったですか?
では、別のヒント画像をお見せしましょう。
次の画像は、AとBの2人のスピニングダンサーが登場します。
Aの方には、軸足に「右足」と
Bの方には、軸足に「左足」と書いてあります。
↓

素直なココロで、
そのまま見てください。
どうでしょうか?
Aの方は反時計回りに、
Bの方は時計回りに見えましたか?
コツは、AとBの両方を同時に見ないことです。
片方だけに集中するように見てください。
え?まだ反転がわからない??
では、次の画像ではどうでしょう?
AとB、それぞれに回転方向を赤矢印をつけてみました。
ガンコにならず、
やわらかアタマで見てみてください。
いちど、ゆっくりまばたきしてみてもいいかもしれません。
↓

もちろんですが、
この画像自体にトリックはありません。
常に一定のルーティンで動いています。
実際に、この画像を分解して調べてみましたが、
ダンサーが一周するまでの動きを、
34フレームに分割し、3/100秒の一定のスピードで
永遠にループする設定になっていました。
一時、この「スピニングダンサー」が
「時計回りにスピンして見えれば、
ひらめきやフィーリングを重視する
クリエイティヴな右脳人間。
逆に反時計回りならば、
事実や秩序を重んじる論理的な左脳人間。
さぁ、あなたはどちらのタイプ??」
…という脳タイプ判別テストとして
注目を集めたことがありましたが、
そんなものではないということです。
※参照:ProcreoFlashDesign
コツさえつかめば、
クリエイティヴ系な人でも時計回りに見えます。
さて、そろそろネタばらしをしましょう。
このスピニングダンサーは、
画像内に奥行きの視覚手がかりが存在しないことにより生じる
錯視なのです。
つまり、ダンサーのシルエットの
視覚的曖昧性である「双安定性知覚」を利用しているため
時計回りにも、反時計回りにも
見えるというわけです。
操体に関わるものとしては、
●「知覚」が変わると、「見え方」も変わる。
●「全体→末端 / 末端→全体で見え方(診え方)が変わる」
●「知覚・感覚は、操れる」
…という現象は、非常におもしろいですよね。
次回は右脳と左脳の特徴ついて書こうと思います。
ありがとうございました。
>> 脳と操体(1) ~脳のサイズ
>> 脳と操体(2) ~知覚は操れる スピニングダンサーで試してみよう
>> 脳と操体(3) ~右脳と左脳
>> 脳と操体(4) ~「利き脳」をチェックする方法
>> 脳と操体(5) ~「利き脳」について考察
>> 脳と操体(6) ~「利き脳」なんてホントはない?
>> 脳と操体(7) ~脳を鍛える方法
>> 「利き脳」の画像をつくった本人が言いたかった本当のコト
※このコラムは2013年12月に、あみけんが某ブログに寄稿したものを、All About my Salsa用に編集・再掲載したものです。
今日は脳の「知覚」について。
下記の画像を数秒間、
じーっとご覧ください。
↓

バレリーナのような"スピニングダンサー"が
「時計回り」
に回転しているようにも見えた人もいれば、
「反時計回り」
に回転しているようにも見えた人もいるのではないでしょうか。
あるいは、
じーっと見ているうちに、
途中で「回転の方向が変わった」
と感じた人もいるかと思います。
さてさて、
一体どうしてこのような現象が
起きるのでしょうか?
というか、
このダンサーは、
時計回りに見えるのが正解なのでしょうか?
それとも・・・
反時計回りに見えるのが正解なのでしょうか?
気になりますよね。
「ぜったい時計回りにしか見えない!」
という人にとっては、
「正解は時計回りしかありえない」
と考えてしまうかもしれません。
逆もまたしかり。
と、ここで視点を変えてみましょう。
画像全体ではなく、
ダンサーの「軸足」に注目してください。
↓

ここだけを、
じーっと見つめてみてください。
すると、
あるタイミングで
「あれ?この軸足は右足だっけ?左足だっけ?」
…とわからなくなりませんか?
そうすると、あら不思議。
さっきまで
時計回りに見えていたハズの軸足が、反時計回りに。
反時計回りに見えていた人は、時計回りに
反転したように感じるはずです。
反転して見えたら、
そのまま
ダンサーのカラダ全体に
ゆっくり視点を戻してください。
!!!!!
すると、あらビックリ。
全身の回転方向が
逆になりましたよね?
この要領・コツをつかめば、
自分の視点(知覚)を操つることによって、
時計回りにも、反時計回りにも、
思いのままに、ダンサーの回転方向を
変えることができるのです。
え?うまく反転しなかったですか?
では、別のヒント画像をお見せしましょう。
次の画像は、AとBの2人のスピニングダンサーが登場します。
Aの方には、軸足に「右足」と
Bの方には、軸足に「左足」と書いてあります。
↓

素直なココロで、
そのまま見てください。
どうでしょうか?
Aの方は反時計回りに、
Bの方は時計回りに見えましたか?
コツは、AとBの両方を同時に見ないことです。
片方だけに集中するように見てください。
え?まだ反転がわからない??
では、次の画像ではどうでしょう?
AとB、それぞれに回転方向を赤矢印をつけてみました。
ガンコにならず、
やわらかアタマで見てみてください。
いちど、ゆっくりまばたきしてみてもいいかもしれません。
↓

もちろんですが、
この画像自体にトリックはありません。
常に一定のルーティンで動いています。
実際に、この画像を分解して調べてみましたが、
ダンサーが一周するまでの動きを、
34フレームに分割し、3/100秒の一定のスピードで
永遠にループする設定になっていました。
一時、この「スピニングダンサー」が
「時計回りにスピンして見えれば、
ひらめきやフィーリングを重視する
クリエイティヴな右脳人間。
逆に反時計回りならば、
事実や秩序を重んじる論理的な左脳人間。
さぁ、あなたはどちらのタイプ??」
…という脳タイプ判別テストとして
注目を集めたことがありましたが、
そんなものではないということです。
※参照:ProcreoFlashDesign
コツさえつかめば、
クリエイティヴ系な人でも時計回りに見えます。
さて、そろそろネタばらしをしましょう。
このスピニングダンサーは、
画像内に奥行きの視覚手がかりが存在しないことにより生じる
錯視なのです。
つまり、ダンサーのシルエットの
視覚的曖昧性である「双安定性知覚」を利用しているため
時計回りにも、反時計回りにも
見えるというわけです。
操体に関わるものとしては、
●「知覚」が変わると、「見え方」も変わる。
●「全体→末端 / 末端→全体で見え方(診え方)が変わる」
●「知覚・感覚は、操れる」
…という現象は、非常におもしろいですよね。
次回は右脳と左脳の特徴ついて書こうと思います。
ありがとうございました。
■ シリーズ「脳と操体」
>> 脳と操体(1) ~脳のサイズ
>> 脳と操体(2) ~知覚は操れる スピニングダンサーで試してみよう
>> 脳と操体(3) ~右脳と左脳
>> 脳と操体(4) ~「利き脳」をチェックする方法
>> 脳と操体(5) ~「利き脳」について考察
>> 脳と操体(6) ~「利き脳」なんてホントはない?
>> 脳と操体(7) ~脳を鍛える方法
>> 「利き脳」の画像をつくった本人が言いたかった本当のコト
※このコラムは2013年12月に、あみけんが某ブログに寄稿したものを、All About my Salsa用に編集・再掲載したものです。
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