
今回からスタートする新企画「サルサ人インタビュー:ミュージシャン編」です!
いよいよサマーシーズンにさしかかり、ライブ・イベントが増えてくる頃なので、色んなバンドと遭遇するでしょうし、その中でお気に入りのミュージシャンを発見することもあるでしょう。
初心者にとっては、サルサライブを聴きにいく方がイベントに参加しやすいということもあるので、「サルサ・ミュージシャンに親近感をもってもらう!」という企画をしたわけです。
第一回目は、関西を拠点に活躍するサルサベーシストの巨匠:山田"llamada"能史さんです!
---llamadaさんのサルサとの出会いはいつ、どのようなきっかけでしたか?
15年ぐらい前かなあ?
ジャズ・プレイヤーとして仕事をしていたのですが、その仲間でサルサをやっている人が何人かいて、彼らの影響ですが、そのころは関西のサルサはほとんど動きがなく、彼らは非常に優秀なミュージシャンだったのですが、残念ながら今はもうサルサをやっていません。
---llamadaさんが本格的にサルサにハマったのはいつ頃ですか?
Tbの中路英明氏のセッションなどによんでもらって東京のミュージシャンとの交流ができるようになり、ちょうどそのころ大阪帝国ホテルのパタパタ・デ・ラ・サルサができて毎週月曜に演奏するようになってからです。
---師とあおぐ人、影響を受けたミュージシャンは誰ですか?
ティト・プエンテのツアーで来日したアンディー・ゴンザレス(サルサのいろんなことを始めて教わりました)
カチャイート、フェリシアーノ・アランゴ、ロベルト・リベロンです。彼らにレッスンを受けたことは大きな財産です。
それ以外にも今までやってきた、ジャズ、フリー・ミュージック、ECM、プログレ、アシッド・ジャズ、ブラジル音楽、ファンク、
フラメンコなどの多くのミュージシャンに影響を受けました。
---では、仲間としてよく一緒に活動する人や所属バンドについて紹介してください。
ハポニスモ、福留敬、森村献、美座良彦、戸高一生、安藤弘etc
---今までの活動の中で、最も印象に残っているイベントは何ですか?
エルマン・オリベーラ、ジミー・ボッシ、ジミー・サバテルなどとの共演と、キューバ滞在時にオスカリート・バルデスのバンドに加入しての初めてのライブ(チャンギートが客席にいてビックリしました。いろんなキューバ人ミュージシャンからおめでとうって言われました。)
---今後の活動方針はどのような予定ですか?
ハポニスモを時間をかけてじっくりやっていくつもりです。
それ以外にもセッションなどでいろんなミュージシャンと盛り上がりたいです。
7/2(日)ベロニカでハポニスモ With Nana
7/13(木)845で森村献セッション
7/17(月)ロイヤル・ホースでノラ、鈴木義郎、森村献とのセッション
8/12(土)なんばハッチでLos Van Vanのオープニング・アクトでハポニスモ
---ありがとうございました!
【編集後記】
llamadaさんとは、僕が初めて2003年に神戸でイベントを主催したときに、スペシャル編成のバンドで出演してもらってから、仲良くさせていただいています。
2006年のGWには京橋のベロニカでサルサイベントを共催し、「Ami-Ken Salsa」というオリジナル曲を制作・演奏してくれたことは、僕のサルサライフの中で最も強烈なインパクトがあるできことのひとつです。
インタビュー中にもあるようにllamadaさんはキューバに行ってから、サルサに対する姿勢がガラっと変わったと常々おっしゃってます。日本とキューバは社会性も文化も確かにちがうんだけど、「サルサの楽しみ方は共有できる」と僕も思うし、そういう部分でllamadaさんとは通じるところがあって、なおかつllamadaさんには豊富な人脈と経験があるので、本当にリスペクトしています。
今後はハポニズモを中心に、若い世代・サルサを知らない人々にサルサの楽しさを伝えていくそうなので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
レコーディングのプランもあるそうなので、ぜひ日本の音楽シーンでブレイクしてほしいですね!
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